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花を長く保たせる方法はいろいろありますが、まず、水揚げをきちんとする
ことが大切です。(前回のページを見てくださいね。)
これは、根が地中にあり、水分や養分を導管を通って植物全体に送り、
それぞれの機能が正常に働いているのと同じような意味をもっているのです
そこで、まず必要なことは、水を取り替えることです。
たとえば、夏の暑いときなど、ダリアやガーベラなどを水につけておくと、
1日もたたないうちに水が濁り、茎がトロトロになります。
これは、バクテリアが大発生して水が濁り、茎の導管もほとんどつまった
状態なのです。
花の種類や、量にもよりますが、新鮮な水を終始取り替えることを忘れない
ようにしましょう。
水を取り替えたときに、茎を少し切りつめてやることも大切です。
昔の花屋さんは、現在のように冷房や薬剤使用をしていなかったので、
夏は朝夕2回、冬でも1日1回は、必ず水を取り替えていました。
水の取替えと、桶洗いは、花屋さんの毎日の重要な仕事でした。
現在は、あまり水を取り替えると、茎や葉を傷めることもあるので、店に
よっては、水の取替えの回数を2日に1回、あるいは3日に1回などと
しているようです。
しかし、ご家庭では、こまめに水を取り替えることを心がけるように
しましょう。
