花は、毎日どこからかは輸入されて、成田空港に到着しています。
しかし、特に、日本でもっとも花が消費されるという、土曜日や日曜日に
間に合うように到着する、木曜日が、花の輸入量も種類も多いようです。
最近の主な輸入先は、次のとおりです。
・ラン・・・タイ、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド
・アンスリウム他・・・ハワイ
・バラ、カーネーション、ユリ他・・・オランダ
・キク他・・・台湾
などがあげられますが、だいたい世界41地域から、220品目の花が
入ってきているということです。
さて、コンテナから出された花は、まず貨物倉庫に運ばれます。
ここで検疫が始るのです。
初めに、花の入っている箱が、輸入国から出たときと同じ状態であるかを
見ます。
具体的に言うと、箱に貼ってあるシールや、封印のテープが切られていない
かを、ていねいにチェックしていくわけです。
その際、数量を確認していくことも大切な作業です。
こうして、1箱ずつの検査が終わると、今度は場所を変えて抜き取りの
検疫にかかります。

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