
植物は、太古の昔から、木材や衣類、紙・染料・油など
人間の生活基礎をなす原材料物質のほとんどを提供し続けて
くれました。
ハーブなどの植物と人とは、共生的な関係で、しっかりと結び
ついているんです。
ところが、ここ数十年の間に、私たちを取り巻く環境は大きく変化
して、合成化学製品がとても多くなってしまいました。

薬品においても、抗生物質に代表されるような、作用の強い
医薬品が当たり前となって、薬用ハーブに秘められた有効成分は、
人々の意識から消え去っていったのです。
もう少し、植物の価値を認めて、薬用ハーブの持つ治癒力を
生かした、「緑の医学」 に関心をもつことは、もっとも自然で
もっとも必要なことかも知れません。

