植物成分が、人体にやさしく穏やかで有効的だと
いわれている理由のひとつ、
それは人間と植物、すべての生物がみな、有機化合物の集合体
だから。(肉体的には)

植物性タンパク質や酵素、糖類、ビタミン、有機物などは
人体に取り入れられたときにも、植物の中で果たしていた役割と
同じような反応を表すのです。
そのもっともいい例が、
抗生物質の働き(抗菌、炎症作用)をする物質です。
この物質がじつは、植物体内にバクテリアや菌類からの攻撃を
かわすために含まれている物質で、
この物質は、動物に対してもまったく同じ働き、
つまりバクテリアや菌類からの攻撃をかわすという働きを
してくれるのです。
そのほかにも、
植物の中に含まれる化学物質には、かなり有望な抗ウイルス性性質
があって、これもまた動物に対しても同じ働きをするのです。

植物性の薬品は、植物に対するのと同じ効き目を
人間に対してもやさしく確実にしてくれます。
残念ながら、この分野に対する研究は、まだまだ初歩な段階です。
けれど、人(動物)と植物、その密接な関係は疑う余地のない
ものであることは間違いありません。

